インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリットは?

天然歯に近い噛み心地が期待できる

顎の骨にしっかり固定させるので、天然歯に近い噛み心地が期待できます。硬いものでもしっかり噛めるようになり、毎日の食事を楽しむことが可能となります。またよく噛めるようになることで、唾液の分泌量が増えてお口の健康に繋がります。

歯を削る必要がない

入れ歯やブリッジのようにまわりの健康な歯を削る必要がありません。その結果、歯の寿命を延ばすことに繋がり、お口の健康維持にも繋がります。

残存歯に負担をかけない

入れ歯のように健康な歯にクラスプ(金属のバネ)を掛ける必要がないので、残存歯に負担をかけません。クラスプを掛けた歯には過度な負担がかかり、寿命を縮めてさらなる欠損を引き起こすことが多いのですが、インプラントではこうした負の連鎖を断ち切ることが可能です。

見た目が自然

入れ歯のように金属色が目立つクラスプがないので、自然な見た目に仕上げることができます。人工歯(上部構造)にオールセラミックを使用すると、さらにきれいな見た目になります。

健康長寿に繋がる

しっかりものが噛めると食事が快適になり、ご家族・ご友人との食事や旅行などが楽しくなって、活き活きとした毎日を送れるようになると言えます。またオーラルフレイルも予防できて健康で幸せな長寿(健康長寿)を実現させることが可能となります。

インプラントのデメリットは?

自費診療となる

入れ歯やブリッジは健康保険が適用となりますが、インプラントは適用されず自費診療となります。そのため保険診療よりも費用がかかることになります。

外科手術が必要

インプラント体を顎の骨に埋入するために、外科手術が必要になります。ただし、処置中はきちんと麻酔を効かせますので、過度に痛みをご心配いただく必要はないと言えます。
※痛みの感じ方には個人差があります

治療期間が長い

インプラントでは顎の骨と結合するのを待ったり、場合によっては骨造成が必要になったりするなど、入れ歯やブリッジと比べて治療期間が長くなります。ただし、患者様によっても異なりますが「2回法」では抜歯からでは通常9~12ヶ月程度かかっていたところを、当院が対応している「抜歯即時埋入」なら4ヶ月程度に短縮させることが可能です。これまで治療期間の長さがネックで治療をためらっていた方にも、選択していただきやすいと言えます。
※患者様によっては抜歯即時埋入が適応とならないことがあります

継続的なケアが必要

インプラントを入れた後も継続的にケアを受けないと、インプラント周囲炎になって歯槽骨(インプラント体を支える骨)や顎の骨が吸収されて、最悪の場合、インプラントが脱落してしまう恐れがあります。